ルフトハンザ グループの機材がさらにサステナブルに
ルフトハンザ グループは2050年までのカーボンニュートラル達成を主要な目標に掲げています。その達成に向け、今後数年間で最新設計の新たな長距離機材を合計108機受領する予定です。これらが加わると、ルフトハンザ グループは現在市場にある中で最も燃料効率が良く静かな航空機を保有することになります。
ルフトハンザ グループでは最新世代の長距離機材を22機発注し、2025年から導入します。その内訳はエアバスA350-1000が10機、エアバスA350-900が5機、ボーイング787-9ドリームライナーが7機です。
これらの機材は燃料効率に優れ、旅客1人100キロメートルあたりの消費燃料は平均でわずか2.5リットル程度で、従来機種より30パーセント少ない数字です。
ルフトハンザ グループはエアバスと協力して持続可能性に優れたテクノロジーを採用し、機材全体の刷新を加速しています。気候変動への対策を強化するうえで、燃料効率の良い航空機は特に有力な手段です。
新機材は旧型機材を中期的に置き換えていき、4発エンジンのボーイング747-400やエアバスA340-600、A340-300が段階的に退役します。
エアバスA350-1000
エアバスA350-1000はルフトハンザ グループに初めて加わる機材です。全長は73.8メートルで、旅客定員はA350-900より15パーセントほど多くなります。現在10機を発注済みですが、主にプレミアム領域の強い市場で運航するため、全機にファーストクラスが装備される予定です。
エアバスA350-900
現在21機をルフトハンザで運用し、大きな成果を上げている長距離路線機材です。今回発注した5機を含め、合計33機が加わります。
ボーイング787-9
現在、ルフトハンザ グループでは3機のボーイング787-9を運用中です。今回の発注分を含め、さらに36機が今後数年間に納入されます。