Celebrating Shared Stories: BCD Travel

対談 - シュテファン・バールス、BCD TravelグローバルCEO

法人旅行の分野が歩みを止めたことはありません。この数十年で、紙の航空券と電話予約だったのが、リアルタイムのデータやデジタルプラットフォームに置き換わり、持続可能な選択肢の需要が増加するようになりました。そうした変化の中心にいる企業が2つあります。BCD Travelとルフトハンザ グループです。今回の対談では、BCDグローバルCEOのシュテファン・バールス氏に、両社の良好なパートナーシップの理由と今後の道のりについて語っていただきました。

設立: 2006年(BCD Groupは1975年)

本社: オランダ、ユトレヒト

対象分野: 法人旅行管理、会議・イベント、ビジネストラベルコンサルティング

CEO: シュテファン・バールス

従業員数: 15,000名以上

パートナーシップ: 世界の法人旅行管理分野における、ルフトハンザ グループの主要戦略パートナー

ウェブサイト: bcdtravel-comThe link will be opened in a new browser tab

同じ道を歩むという強み

BCDとルフトハンザ グループのパートナーシップは、当初から契約書には盛り込めない点についてが特徴的でした。それは一貫性です。「パートナーシップの始まりを思い返すと、ルフトハンザ グループは国をまたいだビジネストラベルをサポートするための一貫性と確実性が際立っていました」と語るバールス氏。「当初から我々の関係は、信頼と、法人旅行客のニーズに対する共通理解の上に成り立っていました」。

BCD 会社紹介動画

それがよく凝縮された例は、フランクフルト - ニューヨーク路線です。かねてからこの路線は多国籍企業のクライアントにとって極めて重要なルートでしたが、ルフトハンザ グループの得意路線であったため、BCDが管理する多くの旅行プログラムの基礎となりました。しかし、ひとつの大西洋横断路線として始まったものが、次第にもっと戦略的なものへと発展していったのです。最も重要な節目は「我々の協力が、従来的なサプライヤーの関係性から、より戦略的なパートナーシップに進化し、販売、サービス、長期的発展に共同で取り組むようになったこと」だとバールス氏は言います。

その進化の原動力となったのは、双方が常にアイデアと期待事項を伝え合ったことです。「ルフトハンザ グループとBCD Travelは継続的に刺激し合いながら、能力を広げ、サービスを改善し、世界中にいる我々共通の法人顧客の変化するニーズに対応してきました」と振り返ります。その結果、共同作業は幅も奥行きも増し、世界のビジネストラベルの環境変化そのものを反映したものになりました。

「緊密な連携により、複雑な状況を進歩につなげます」

人間的な側面から目指す進歩

信頼が土台だとすれば、共通の価値観は骨組みです。両社の協力を3語で表してほしいと尋ねると、バールス氏は答えに迷いません。「信頼、規模、信頼性」です。ただし、これらの言葉には、もっと具体的な背景があります。「我々は共に、持続可能性、人を中心とした協業、イノベーション、そして長期的な責任に対する強いコミットメントを共有しています」と語るバールス氏。「このような価値観は、双方のさまざまな組織レベルで緊密かつ互いを尊重した共同作業を行い、日々チームが力を合わせて世界の法人顧客をサポートすることで、実践されます」。

こうした日々の協力は、取引の枠を超えたものを生み出しました。バールス氏にとって、今やルフトハンザ グループの航空会社はBCDの戦略的市場の多くで自国キャリアのような存在です。そのような馴染み深さが本当の効果をもたらします。「このパートナーシップは契約を超えるものです」とバールス氏は言います。何年も肩を並べて働くことで築いたチーム間の親密な関係が、共同作業の中で結合組織のように作用し、顧客に向けて着実な成果をもたらします。

将来については、バールス氏はこの先10年間が両業界にとって重要だと考えます。「我々が共に大きな可能性を見る分野は、より持続可能な旅行の形成と、トラベルテックの継続的な進化です」。方向性は、はっきりしています。「この先のテーマは、イノベーションを活用して旅をより明瞭かつ責任を伴ったものにし、拡張性の管理を容易にすることです」。BCDもルフトハンザ グループも、より持続可能な旅行エコシステムを目指します。すなわち、航空会社、旅行管理会社、法人顧客が緊密に連携して、世界の交通利便性や旅行体験を犠牲にせず、環境影響を減らすような体系です。

イェンス・マック氏とマヌエル・リップハウゼン氏(BCD)

あと2点、お聞きかせください

バールスさんはファミリー企業であるBCDのCEOとして、NDC移行の最前線にいらっしゃいました。この革新的変化が単なる新技術の話ではなく、ビジネストラベラーの体験を向上させ、法人顧客の信頼を深めるものだと確信なさったのはいつですか?

「NDCが根本的にはテクノロジーよりも選択肢に関わるものだと気づいたとき、確信が得られました。当初、ルフトハンザ グループのNDC着手に協力することをBCDが決めたのは、より優れた明瞭な選択肢を提供することで、結果的に法人顧客がより適切な判断を行いやすくなると考えたからです。盛りだくさんの関連コンテンツや航空券・サービスを旅行者やトラベルマネージャーが目にすることで、予約体験だけでなく、その背後にある取引関係に対しても、信頼が増します。そう理解したとき、NDCは旅行者の体験を向上させ、顧客との長期的関係を強化するものであり、単なる新基準導入という話ではないということが、明確になりました。」

BCDは2025年10月に「BCD Runs for Freedom」という社会貢献イベントを実施し、人身取引と闘うグローバルな非営利団体A21のために、150,000 米ドル以上の資金を調達しました。

デジタルの土台ができあがり、ビジネストラベラーが自由度と快適さをますます重視するようになる中、私たちのパートナーシップは、法人旅行における人間的な側面を、とりわけ従業員のロイヤルティ、旅行者の快適さ、持続可能性によって、どのように強化できるでしょうか?

「デジタルの土台が整った今、機会は法人旅行を人間的な側面から強化するところにあります。旅行者は自由度、快適さ、目的にいっそうの価値を見出すようになっており、我々のパートナーシップは、持続可能な選択肢と有意義な利点を組み合わせることで、それに応えられます。ルフトハンザ グループのグリーン運賃のような取り組みや、Miles & Moreのようなロイヤルティプログラムの連携強化は、従業員エンゲージメント、旅行者の快適さ、長期的信頼を強化し、より責任を自覚した旅行行動を促すのに役立ちます。」

バールスCEO、深く魅力的なお話をどうもありがとうございました!